鳥取県東伯郡琴浦町箆津の河本家は、戦国大名尼子氏の譜代の家臣を先祖に持ち、江戸時代を通じて大庄屋などの村役人を勤めました。河本家住宅の主屋は、貞享5年(1688)に建築され、建築年代の明らかな民家としては山陰地方で最古に属する貴重な建物です。2010(平成22)年、その住宅と土蔵等が一括して国の重要文化財に指定されています。
この稽古有文館に伝わる古典籍の内、各分野の主だったものを高精細デジタル画像化し、ADEACシステムから公開します。主要な古典籍の本文を高精細画像で閲覧することができます。また、デジタルアーカイブ間連携実証実験として、島根大学附属図書館デジタルアーカイブで既に公開されている稽古有文館古典籍を閲覧することができます。(2015年4月27日公開予定)
4月29日には河本家の春の公開に伴い、デモンストレーション及び講演会が行われます。